2020年版Webデベロッパーってなんだろう?
「もうそろそろインターネットも終わる時代が来る」そんな言葉をどこからかたまに耳にします。おそらく、その言葉を信じる人は、インターネット世界の表面しか知らない人に間違いないでしょう。
インターネットは2000年の5億人未満の小規模ななユーザーベースから、2015年までに30億人をはるかに超えるユーザー数に急成長しました。
さらに、過去5年間でインターネットユーザーは17億人増加し、今後5年間でさらに11億人のユーザーが増える予定です。
この数字だけでも、あなたがデベロッパーとして生きていくには充分な動機になるのではないのでしょうか。
将来的に41億人に達したインターネットユーザーに対して、アメリカ国内では15万人弱のウェブ開発者しか存在していない現状です。
それを受けて、今後27%の増加が見込まれ、約40,000人の新しい技術者が加わると予想されています。
2019年現在、もちろんインターネットは既に新しいものではありません。しかし、その圧倒的な成長率が、多くの仕事が毎日存在している証拠です。
インターネットはいまだに「成熟した」市場からは程遠い状態であり、進歩が止まる気配は、進めば進むほど遠のきます。
では、Webデベロッパーとして必要なことと、何をもってWebデベロッパーと呼ぶのかを探ってみましょう。
#1: Webデベロッパーってなんだろう?
Webデベロッパーはインターネットの生命線であり、モニターとキーボードを前に血と汗と涙をデジタルの世界に注ぎ込む仕事です。
その結果、利用者を楽しませ、情報を提供し、人々を繋いでくれるといったところでしょうか。
よりシンプルでありふれた答えをするなら、ウェブサイトを構築し、維持するという回答になるでしょうが、それは今日では大きな意味を持たないようです。
どちらにせよ、Webデベロッパーは大変重要です。
彼らは、私たちの世界にいる最も重要な専門家グループの1つです。
実際、インターネットは「B」ランクの1750億ドルという莫大な経済的価値を占めているのも納得です。
又、時は金なりとはよく言いますが、ユーザーの費やしている時間から価値を計算すると、インターネットは更に680億ドルの経済的価値を持っています。
まぁ、叔母がFacebookでロールキャベツのレシピを検索した場合など、使われた時間の質には疑問がある場合はありますが(笑)
インターネットが2013年から2022年の間に貢献すると予想される世界規模の純利益は、今から4年後で14.4兆ドルと驚異的です。
一般的に考えても、コンテンツを作成するよりも、Web開発に時間がかかるのは言うまでもありません。
とにかく、Webデベロッパーは、私たちの生活だけでなく、世界経済にとっても不可欠です。
そのため、Web開発者は仕事をするために無数のスキルを習得する必要があり、職務自体にはめまいがするほどのタスクと責任が伴います。
仕事内容の例
・いくつものマークアップ言語の複合的な組み合わせを持つWebページのインターフェイスとなるコードを書きます。
これについては、後でもう少し詳しく説明します。
・特定のページとその訪問者に理想的なユーザーインターフェイス(UI)を提供することにより、最高のユーザーエクスペリエンス(UX)をWebページが提供する方法を理解します。
(考えてみてください。新しいスターウォーズ映画を議論するための仲間を探している人は、おそらく最新ブランド服を購入したい人とは異なるWeb体験を探しているのではないでしょうか。
・WordPress、Squarespace、WixなどのWebサイト作成ツールを使用して、完全に機能するWebサイトをゼロから構築する。
より高度なWebデベロッパーでも効率的にこのようなツールを使用しますが、必要があればサイト作成ツールを一切使用せず、本当の0から完全なhtmページを構築もできます。
・ウェブサイト/ウェブページのモックアップとプロトタイプを迅速かつ入念に作成して、見込み客に提供できる資料を作成する。
あなたが完全な初心者であっても心配はいりません。
アイデアがしっかりしていて、仕事の倫理が堅固である限り、コーディングを学ぶプロセスで心強い豊富な無料ツール(又はプレミアム)を使うことができます。
最低限HTMLとCMSを理解する。
コーディング言語には様々なものがあり、常に多くの言語が開発されています。
それは終わりのない進化ですが、落胆しないでください。
これらの言語のほとんどは相互に構築されているため、最も簡単な言語を学習すると、その言語から成長した言語をより簡単に学ぶことができます。
・魅力的かつ機能的なWebサイトおよびWebベースのアプリケーションを開発。
ここで面白いのは、時間の経過とともに困難に感じる部分が逆転する事があるのです。
具体的に説明すると、「機能的な」部分は最初はより困難に思えますが、「魅力的」要件は簡単に思えます。
しかし、基本を学び、すべてを見ると、Webサイトの「機能」要件は比較的簡単に思え、魅力的なオリジナルデザインを創造するのは遥かに困難と感じるでしょう。
作成したWebサイトを保守および更新。
比較的、簡単な仕事の1つです。
Webサイトを適切に作成するのに十分なスキルを身に付けたら、通常はほとんど問題なく維持もできるはずです。
コードが最初からしっかりしていれば問題は稀でしょう
上記はほとんどのWebデベロッパーがキャリアを通して責任を負う標準的な職務の一部です。
ただし、このリストにないポジションが追加や削除される可能性があるため、プロの柔軟性を持つ心構えも大切です。
仕事によっては、考えられるすべてのスキルセットを持つWeb開発者が必ずしも必要ではない場合もあるでしょう。
また、専門性の高い人を雇い給与を支払う方法もあります。
この場合、ウェブサイト開発の特定の段階に特化することにより、人材を獲得するのが簡単になるかもしれません。
もちろん、自身が他の側面よりもある一つの専門分野に単純に惹かれることも起り得ます。
この場合は、自分に欠けている専門分野が何であるかを認識し、それをどうやって、又は誰で補うのか熟慮する必要があります。
フロントエンド
これは、Webサイトを作成していない人でもよく知っているWebサイトの表面です。
誰でも目にする、Webサイトにアクセスしたときに画面に表示されるものを示します。
画像からビデオ、フォーム、ドロップダウンメニューまで、表示、音声、またはクリックできるものはすべてフロントエンドの一部です。
より創造的な部分が得意なら、おそらくあなたの最もアピールできる分野となるでしょう。
バックエンド
これは、あなたが目にしないインターネットの裏側で、ほとんどのメンテナンスが行われる場所です。
アプリ、サーバー、データベースを扱います。
「左脳」タイプの人々にとっては、バックエンドに最適なサービスを提供するために必要な、やや高度なロジックが魅力的で、あなたの自然なスキルセットに適していることがわかるでしょう。
フルスタック
これは、全般的にできるタイプのデベロッパーです。
実際には、十分な時間と労力を費やせば、誰でもフルスタックのWeb開発者になれます。
ただ、初心者デベロッパーでも見つけやすい専門分野を選択し、時を経て最終的にフルスタック開発者になることも珍しくありません。
フルスタックのWeb開発者になることのもう1つの素晴らしい点は、それぞれの専門分野から得られるすべての利点を活かせることです。
フルスタックの開発者は、サービスに対してより高い報酬を要求でき、他のデベロッパーとの差をつけやすいでしょう。
さらに、クライアントは、一括して開発を任せられるWebデベロッパーへ依頼する価値を高く評価しています。
ここまでで「2020年版 Webデベロッパーってなんだろう?」の疑問が大分解決できたのではないでしょうか?
次の記事ではどのようにWebデベロッパーとなるか?、どのようにWebデベロッパーとして仕事をしていくか?について掘り下げていきたいと思います!