【第三回】写真で稼ごう!写真を仕事にしよう! ‐びっくりするほど写真がうまくなるコツ10選‐
No.1
自動フラッシュはOFFにして!
フラッシュが作動することによって、
かえって写真が暗くなってしまうことがあるのです。
写真が暗いと感じたら、フラッシュをOFFにし
ISO感度を上げてみましょう。
そして
手動モードとシャッター優先以外の全てのカメラモードで
ISO感度を上げるとシャッタースピードが速くなり、
動いている人を捉えやすくなります。
No.2
余計なものはフレームに入れない!
ほとんどの人が、被写体全体を写真にフレームに納めるために
一歩下がってカメラを構えがちですが、
時には
額・足・下半分などが見切れていても大丈夫です。
試しに、誰かの顔の“眉毛から口にかけてアップで撮影”してみてください。
これはこれで、とっても魅力的な構図にみえませんか?
本のタイトルのように、
写真も「引き算」が大切です。
写真の持つメッセージ性が何なのか、
見る人へ伝わりやすく、シンプルであればあるほど印象的になります。
美しい写真は、常にシンプルで、
撮影者の語る「ストーリー」が明確です。
No.3
無駄を省く!!
No.2では、被写体についてお伝えしましたが、
ここでは、被写体ではなく背景からも余分なものをなるべく省きましょう!
背景がたくさんの物で溢れかえっていると、
その分、見る人の気が逸れてしまいますよね。
質の高い写真は、シンプルで被写体に注目させる余裕を感じさせます。
No.4
連続したパターンを探そう
被写体以外にも、建物やレンガ模様、窓枠などにも
注目してみましょう。
もちろん、「被写体だけしか撮りたくない!」
というこだわりをお持ちの方は、無理にお勧めはしません。
しかし、
ふとした街並みでつい目に留まってしまうパターンや
心惹かれた風景や背景にも、
たまには目を向けてみると、
思いがけず「心を揺さぶる作品」を撮影できるかもしれません。
No.5
あえてアングルを変えてみる
私の見てきた写真の多くは「カメラマンの目の高さ」で
撮影されたものでした。
例えば、高層ビルの屋上から街を見下ろすと、新鮮な眺めに驚くことでしょう。
食品写真の世界では、この“上から見下ろす「バードビュー」”がよく使われます。
その他にも、ウエストの位置からカメラを上に向けて撮影してみるなど
全てにおいて、自分の視点以外から見えるアングルを意識してみてください。
ユニークなアングルで撮影された写真は、いつだって人々の心を惹き付けることでしょう。
No.6
シンメトリーなものを探そう
完全に上下が一緒だったり、左右対称だったり、
シンメトリーな写真を見たとき、人々は必ず目を留めます。
湖にお城が対称に映り込んでいる写真などが
まさに当てはまります。
毎日見慣れているものが、撮り方ひとつで全く異なるヴィジュアルに
変貌するのを見たことがありますか?
自然と対称な物を撮影するのが難しい場合、
Photoshopで加工してみるのも、
写真を楽しくする一つの手段ですね!
No.7
軸を整えよう
フレームとアングルを決めたら、
シャッターを押す前にまず“水平・垂直”に整えてみましょう。
カメラによっては、スクリーンにグリッドが表示できるものもあるので
是非活用してみてください。
このひと手間で、驚くほど出来栄えが良くなります!
No.8
“絞り”を最大にしよう
一般論として、人々が「芸術的」に感じる写真は、
大口径(低いF値)を使用し、背景や前景をぼかし、被写体にだけ焦点を当てています。
わかり易い例だと、iPhoneのポートレートモードで撮影した写真などですね。
キットレンズを使用する場合、
口径の下限がF/3.5となってしまう可能性がありますが
これはあまり大きな口径とはいえません。
あなたの写真をの芸術性を高めるための
最大且つ最安のインパクトアイテムは「大口径レンズ」でしょう!
新品の50mmf/1.8(Canon,Nicon)は大体1500~20000円前後、
中古なら8000円~15000円で良品が購入できると思います。
No.9
光の方向、質を知ろう
この2つに気を付けるだけで、
あなたの写真の質が“グーンと”上がります。
是非一緒に想像してみてください。
屋外撮影をしている時に、被写体の後ろに太陽がある場合
「逆光」になり、被写体は暗いシルエットになります。
では、そのままま被写体とカメラマンの位置を入れ替えるとどうでしょうか?
そうすると、カメラマンの後ろに太陽があることになり、
被写体は太陽の正面に顔が向くので、明るく美しい写真が撮影できるでしょう。
このように光の方向や質を意識することは、前述のNo.4の
“被写体以外の撮影”にも応用できます。
太陽が生み出す絶妙な影の輪郭が、
まるで絵画のように、ユニークで
目を奪うパターンを生み出すことも少なくありません。
No.10
“三分割法”を使ってみよう
カメラ初心者の多くは、
まず被写体をフレームのど真ん中に構えます。
しかし、ここまでご紹介してきたように
見る側の人は「真ん中にあるものを、ただ見せられているだけ」
の状態であり、自分の視点と何も変わらないので、すぐ興味を失ってしまいますよね。
そこで、「三分割法」を使ってみましょう。
ファインダーを見るときに、
「縦横それぞれ3等分に区切り、9分割されたフレーム」
をイメージしてみてください。
通常は、
まるで狙い合わせるように
ど真ん中のフレームのど真ん中に被写体を合わせたくなることでしょう。
しかし、主題を引き立たせるために
“あえて”空間を作るのです。
構成を決める際に
・フレームの左右 1/3
・フレームの上下 1/3
・またはその両方
に被写体を合わせてみてください。
この「三分割法」という手法は、
自然と主題に視線を集める効果があります。
いかがでしたか?
今回ご紹介した
「びっくりするほど写真がうまくなるコツ10選」
を活用することで、
きっとあなたの撮影はもっと素敵に、もっと楽しくなることでしょう!
1日1つづつでも構いません。
1つ1つ考え、意識して撮影することで、
いつの間にかこの知識が自然と身についているはずです。
その時が、撮影がとびきり楽しくなるタイミングです。
コメント欄にて、
実践した感想や独自のおすすめのコツ、成果などのメッセージをいただけると嬉しいです!
次回は
「ここがすごい!無料の写真販売促進ツール5選」
をご紹介したいと思います。
楽しみにしていてください!